昨年、大改装を施し、安全になった筈のロンドン西部の公営高層アパート【グレンフェル・ターワー】が、2階フロアーの出火から
瞬く間に、紅蓮(ぐれん)の炎に包まれインフェルノ!(大苦笑)
決死の消火活動で鎮火しましたが、炎上中の救助活動は出来ず仕舞い!
初期の段階で、救命マット等で飛び降りさせれば何人かは助かったでしょうに・・・・・
な、なんと全焼!ここまで燃える?ガスが原因なのかも?
火災時の注意事項!避難する場合は扉を閉めて・・・住民全員守ったんかいな!
どうせ避難訓練なんてしていなかったんでしょうし・・・・・
下の注意書きには、ブロック内の扉と窓を閉めて中にいれば安全だなんて書いてありますが・・・
信じた人はご臨終!(大々苦笑)
無視して直ぐに非難した人は無事だったので、この注意事項で訴訟に発展するでしょう!
コンクリート製の建物ならこんな大火災にはならない筈ですが・・・調べてみると・・・・・
今は1フロアが4つのブロックで仕切られていて、外観も瀟洒な建物に見えますが・・・・
元々はというと、1974年竣工した建物なので
外壁も分厚くいかにも頑丈そうですし、1フロアを75.5㎡4つと51.4㎡2つの合計6ブロックに分けて造られていたのに、どうやら躯体(くたい)だけ残して、今風に外壁をガラス面を多くして薄く軽量化したのと、6ブロックを4ブロック~8ブロックに大改造されたみたい!
耐震性も軽い方が優位だと言われていますが・・・・
こんなに炭化したんじゃ耐火性のある外壁だったか疑問!
しかも後付けなので気密性にも【?マーク】が!
これじゃ下からの熱や炎に上層階は耐え切れないでしょう!
この4つにブロックにそれぞれ4つの寝室とキッチン・リビングバスルームがあり、日本の高級マンション並みの間取りですが・・・・・シェア・ハウスとしての使用を考慮したのでしょうか?
赤丸で囲んだ階層前の排気口らしき箇所も、改造後は無くなってます!キッチンの排気はどうしてたんでしょうね?
多層階のアパート建築では、排気筒が一階から屋上まで貫いているのですが・・・・・いずれにしても排気筒も問題ですね・・・・・
バスルームやトイレも4箇所移動し
2箇所を廃止してますが、
後々のメンテナンスを安く上げる為でしょうけど露出配管に!
見栄え良く仕上げたんでしょうけど・・・・・・
でもこれは幾らなんでも【おざなりな工事】ですよね!当然ガス管も露出でしょ!
従来の排水用配管穴は完全に塞がれていたのでしょうか?おざなりだったら従来のバスルームの上は、上層階のリビングになるので短時間で最上階まで燃え広がった原因のひとつに考えられなくもないですね!
1ブロック最大6人ですから、1フロア24人!最大480人!
実際は200人前後が居住していたと報道されていますが、どの位の犠牲者が出たのでしょう?
内部は、高級マンションには程遠く・・・・改造後の個々の仕切りはベニヤ板だった様で・・・・ブロック内のドアも格子の木製!安普請の手抜き工事だったんじゃ!
火災前に警告されていたのですが・・・・・・まさか現実になるとは誰も思ってもいなかったんでしょうね!
高層アパートなのに、可燃材に囲まれて生活してた?(大苦笑)
だったらあっという間に大火災にもなるぜよ!
近隣も違法駐車ばかり
火災になっても消防車が近づけない有様でした!
下層階からの出火も被害を大きくしちゃいました!
上の階の窓ガラスが割れ、次々と延焼!徐々に隣のブロックに延焼して行ったんでしょうか!
画面右側は、最上階まで炎上してますが、初期の段階では左側は無傷だったので、早めに避難する事は出来たみたいですが・・・・・・部屋に残っていた人々の生存は絶望的ですね!
映像を観ると、一定のサイクルで爆発的に燃えてますね!
まさかガス管じゃないんだろうけど、水道だったら断熱材を巻くはずだし、これがガス管だったら爆発も起きて当然でしょ!
住民も避難時にパニクって皆ガスの元栓を閉めてなかったんじゃないのかな~!(大苦笑)
窓際に可燃物を置くのも考えないと・・・・・
構造上、真ん中の階段部が煙突の役目を果たしたので、案内表示通りに部屋に待機していた人々は大火事になって逃げ出そうにも高層部ほど各階のロビーに煙が充満してに脱出出来なかったんでしょう!
こうなると、外観上美しくありませんが、ウエストサイドストリーじゃないけど屋外の非常階段って意外と大事なんですね!
もっとも簡単に他人の家に入れるの治安上の問題も有るから、今じゃ無理だけど・・・・
しかし、何処の国にも、安全より収益優先の業者っているんだね~!(大苦笑)