南緯40度~50度は”吠える40度”と呼ばれている!荒れる海域の中でも、風を遮る島も無いインド洋南部は特に荒れるんだそうですね!
発見場所のオーストラリア・バース沖南西2400km付近!丁度南緯40度当たりです!
南緯40度付近までは、最後にレーダーから消えた地点から5,000km以上もあります!
マレーシア航空370便はクアラルンプールから北京に向かっていました!約5,000km弱のフライトです。
燃料を片道分しか積まなかったら、10%余分に積んでも5,500km!それに待機中等の分を積んでもクアラルンプールからの航続距離は精々5,750km!
ベトナム管制から離脱した時点で約500km、レーダー外になったと言われるクアラルンプール北西の地点まで600km飛行し概に1,100kmを飛行していましたから、残り4,650km分の燃料が残っていた計算になります。
残り4,650kmでは約4,600km先のオーストラリア・バースまで到達出来るかどうか・・・・・フライト・シュミレータのディエゴガルシア島の南では、到達出来る場所は有りません!
機体の一部が発見されたとされる南緯40度付近は、5,000km以上飛行しなければ到達出来ない地点です!クアラルンプールから6,000km以上も飛行した事になっちゃう!
謎は深まるばかり!
マレーシア370便の機体はボーイング777-200ER !燃料満タンでは14,316kmの航続距離なんですね!
マレーシアは産油国ですから、更に5%~10%(合計では20%以上)余分に燃料を入れていたのでしょうか?
ジェット燃料を余分に積んでなかったら、もっと手前で落ちていた筈で”吠える40度”に落ちる事は有り得ないので・・・・
南半球は秋に入り、これから冬です!日本で言うなら台風シーズンの真っ盛り!
特に”吠える40度”付近では最悪の期間に突入中ですから、本当に最悪の場所に墜落してしまった事になる訳で、探索も容易ではないでしょうね!
これから真冬に向けてもっと荒れるんじゃなかった?波浪の高さは4mを越えてるんですってね!悪天候で航空機による捜索も一時中断!
機体の一部が発見された、オーストラリア・バース沖南西2,400kmの海域は、南インド海流が西から東に流れています。(本流はもっと上ですが)
機体は発見場所の北西に墜落した可能性が有りますよね!
海流のスピードが1ノット(約0.5m/秒)だとして16日x0.5x60x60x24=691.2km!2ノットなら1382.4kmです!
発見場所の西約1200km~1300km先には聖パウロに因んで名付けられたセント・ポール島って島が有ります!
まさか飛行中にセント・エルモの火に遭って、セント・ポール島に向かったんじゃないだろうけど・・・・・”事実は小説より奇なり”だったりして!
とにもかくにも、墜落場所が特定され「ボイス・レコーダー」が回収されない事には真相解明なんて無理だろうな~!
燃料を余分に積んでなかったなら、飛行可能距離を4,650kmだとして・・・・・海流を考慮すると・・・・・・・
点線は4,650km!西から東に流れる南インド海流から少し外れた場所で偏西風と弱い海流で”吠える40度”に流されたのかも?