ひょんな事からの大昔の趣味だったオーデオが復活してしまいました!
なにせ高校生の時代の目覚ましはベートーベンの交響曲”皇帝”でしたから!当時はまだLP全盛の時代!学校帰りにレコード店に寄りこんで・・・
結婚を機会に足を洗っていたんですが・・・・
昨年暮れに地デジ放送用にテレビを買い替えたのをみた友達に”WOWの映画観るなら5.1チャンネルだよ!”と言われて、安い中古の5.1chシステム1万円で買って光デジタルケーブルを繋ぎ聞いてみると・・・・!!!なるほど以外に良いじゃん!目から鱗です!
でもセンタースピーカーがモノラルなので不自然!ライブ観たら聞いていられない!
センタースピーカー部分を別系統のステレオにすればもっと自然で迫力も増すのでは・・・・と、忘れられていた趣味のオデーォがむくむくと頭をもたげて・・・こりゃ本格的にシステムを組んでみようって気になってしまいました!
中古なら激安で往年の名機が手に入るし・・と思ったら・・ギョ!冗談でしょ!コンデンサーは劣化してるし抵抗だって痛んでいるんだから2足3文の筈が・・・えら高いじゃないですか! 何これ!
素人が増えてるんだね~!それとも自分で治せる連中が増えてるのか?だとしたら日本も捨てたもんじゃないけど・・・・
浦島太郎ですから、最新のオーデォ・スピーカー状況をネットで調べていたら、タイムドメイン理論に当りました!
http://www.timedomain.co.jp/tech/theory/td_and_speaker.html
ビル・ゲイツが自分の7000万円もするオーデオシステムより音が忠実に再現されていると驚いたとか・・・
しかし、いきなり”YOSHII9”(31万5千円)を買うだけの勇気も金もなく・・・・
理論には共鳴出来ても、5.1チャンネルにするには最低2セット+センタースピーカ用+サブウーハー+AVアンプが必要ですから63万円+?円+?円+?円=100万円にもなっちゃう!
ビル・ゲイツほど金持ちじゃないし・・・・今更老いらくの恋じゃあるまいし・・・だけど面白そう!
たまたま運良く、オーデオに詳しい旧友に電話したら”YOSHII9”のOEMであるDimension09を持っていたので聞きに行ってみると・・・単独ではなく
B&W Silver Signatureと組み合わせてました!
これがなんとも良い味出してて・・・・・さすがオーデオ歴50年!
もっとも、B&W用アンプには高価なマッキントッシュだし総額では数百万円のシステム・・・良い音出て当然ですが・・・・ソースはなんと一番小さいiPod nano!
こいつが良いんですって!持ってる高級CDで鳴らすよりパソコンから取り込んでiPodに収録した方が音も変わらないし、掛け替える手間もないので楽だとさ!彼が言うなら間違い有りません!
丁度iPhone4に切換たiPhone3Gが余っているので、取り合えずこいつをメインソースに使える!(笑)
Dimension09単独で聞かせもらうと・・・・B&W Silver Signatureとの組み合わせを聞いた後では、低音が今一ですし甲高い高音も今一!(苦笑)
やばいですね~良い音聞いちゃうと!(大苦笑)
ちょっと凝ったタイムドメインの5.1チャンネルシステムのつもりが、本格的オーデォシステム構築も視野に入れることになっちゃいました!
でもソースの投資額はゼロからスタート出来たのですから、どうせなら金をかけずに彼に肉薄する音作りを・・初志貫徹!
幸い電気はセミプロ級になってるし(菅直人大先生の原子力知識レベルよりは電気に詳しいかも?)無謀といえば無謀の試みがスタートしてしまいました!
まずは、5.1チャンネル用アンプから独立したセンタースピーカーとステレオアンプを選定!
スピーカーはB&Wもどきは最初から無理と諦めてタイムドメイン自作のブログも多い”YOSHII9”もどきを自作することにして先にアンプを・・・・ネットでは、中国製デジタルアンプが評判が良いようなので、検索すると”YOSHII9”のアンプと同じ入力2系統出力1系統の”TOPPING-TP22”を見つけました!
大きさも”YOSHII9”用アンプと同じくらいです!商品説明には
”1クラス上のデジタルアンプIC Tripath「TK2050(TC2000/TP2050)」採用!”とあります。
でも4オームで30W出力!8オームで25W?です!しかも差し替えが簡単なバナナ端子使用!
”YOSHII9”の発売は2001年ですから一昔前!ひょっとしたら・・・・・
アマゾンで配達無料の9,800円!”YOSHII9”のアンプは15万円もするから15分の1!勝負したって負けるに決まってますが!(大爆笑)
これにiPhone3Gと今まで使っていなかった小型のスピーカをつないで鳴らしてみますと・・・・・結構いい音でなってくれます!こいつは期待出来そうですね!
恐るべし中国製デジタルアンプ!猛スピードで進化している様です!
開けてみたら入力切り替えは私が制御盤作成時に良く使うオムロンのツイン接点リレー!へ~(親近感)信頼性抜群のリレーを良く選んだね~(信頼感増!)ボリュウムも高品位!これじゃ2~3年以内にはデジタルオーデオ界の価格革命が起きちゃうよ!
アンプは決まったので次は・・・高級スピーカーユニットは買う金もないし、”YOSHII9”と同じ3インチ(8cm)フルレンジスピーカーで安くて高性能の自作用スピーカーユニットの選定に!
”YOSHII9”のスピーカーはFOSTEXの特注らしいので、最初のスピーカーユニット候補は再生周波数帯域がf0~32KHzと広いFOSTEX FF85K!残念ながら昨年モデルチェンジして販売終了!タッチの差!(泣)
新しいFF85WKは28KHzになっちゃったし”YOSHII9”と勝負するにはバッフル専用?でマグネット部も大きく、止めプレートも四角です!なぜか購入意欲が湧きません!
コイズミ無線http://www.koizumi-musen.com/ で他の3インチ・スピーカー見てもピンと来るものが有りません!
たまたま、amazon.comを観ててスピーカーを検索したら・・・イメージドンピシャのTangBand W3-1364SAが目に留まりました!
マグネットが小さいので背面の圧力抵抗も少ない形状は、上図タイムドメイン理論での理想とするスピーカーユニットに近い!即、購入決定!
評価も五星!見た目も良いし、止めプレートも円形ですから仕上がりもFF85WKより絶対上です!
一個41.9ドル(3300円)!2個で84ドル(7千円)ちょっと!
残念ながら再生周波数帯域が105Hz~20KHzと狭く、これじゃ”YOSHII9”との勝負が最初から決着したのも同然ですが!(苦笑)
しかし、20KHz以上は私の耳には聞こえませんし、低音域は筒の長さでカバー出来ちゃう可能性もありますし・・・・
折しも超円高で安く買えちゃうタイミングの良さ!アメリカから6個(センター+フロント+バック用に各2個)早速取り寄せることに!
次はタイムドメイン用エンクロージャーの選定!
ネット上では塩ビ管を仕様する”疑似YOSHII9”が多いのですがW3-1364SAのコーンが竹入りの紙なので、どうせならと長さ81m厚さ10mmの紙菅を適当に切断して使うことに!繊維同士相性は良いに決まってます!
スピーカに吊り下げる仮想グランド用アンカーには直径25mm長さ600mm~750mmの鉄棒を用意しました。
ゲルは定番の<ゲル・OK・パッキン>の丸型!”YOSHII9”と同じ3本のインシュレーター (insulator)は100円ショップで!
後はスピーカーの到着を待つばかり・・・到着まで2週間は掛かると思って、取り合えず同じ竹繊維のTangBand W3-1318SA を2個テスト用で購入したのが大間違い!縦型の紙筒に取り付けて鳴らすと・・・まったく駄目です!
コーン面積もW3-1364SAに比べて小さく、既存のシャープ1ビットスピーカで聞こえたカスタネットの音がかすかにしか聞こえません!形状も周波数特性も同じなのに・・・
がっくりしてたら TangBand W3-1364SA がなんと4日目に到着!早い!完全にグローバルの時代ですね!
開けてみると・・・・形状も見るからに良か!現物はもっと良いですが竹の繊維がわざとらしく表面に見えます!(笑)
いや~早速取り付けて鳴らしたら、いきなりカスタネットが心地良い音で聞こえて来るではありませんか!やはりスピーカーユニットが一番重要だって事かな~(笑)
でも、最初のうちは硬くてやはりYOSHII9には勝てないか・・・・と思って駄目もとでエージングとしてTP22で鳴らしていたら、2週間後いきなり来ました!高音・低音もばっちり!私の耳には十分過ぎるほどです!TP22がエージングで良くなったのかもと、まだ未装着のW3-1364SAに換えて鳴らすと・・・?!?やはり多少違います!が音が良くなったのはアンプですね!デジタルアンプはエージングなんて必要ないと思っていたのですがやはり必要の様です!
4台”YOSHII9”もどき作ったのでYOSHII9を買った場合より50万円以上浮きました!(爆笑)
Tang Band W3-1364SAには、後ろの真ん中に小さな穴が空いてます。これに手動でタップたてると 5mmのネジ穴になります!(肉厚があまり無いので電動タッピングドリル使用は危険)!インチの鉄棒にも5mmのネジ穴をあければセットボルトを使ってグランドアンカーとして簡単にかつ強固に接合出来ますのでYOSHII9もどきを自作する方にマジでお薦めですよ!
ネットでも型番で検索したら皆さん高い評価してます!大正解!
中国製アンプのTP-22(9800円)+W3-1364SA(3500円x2)のタイムドメインスピーカー 行けます、行けます!長尺のもどきは低音では完全に勝ってます!
中古の5.1チャンネルのシステムを生かしてスピーカーをW3-1364SAを使った自作のスピーカーに換え、センターはテレビの音声出力からTP22へ入れてと・・・スピーカー合計6台で鳴らす6.1チャンネル!(笑)臨場感はバッチリ!とても15wのスピーカーとは思えません!安もののシステムに付いて来たSW(サブ・ウーハー)も丁度好い感じ!
モノラルセンタースピーカーの違和感も無くなって良いじゃんけ!(笑)
しかし残念ながら友達のシステムを聞いた後では、縦型のタイムドメイン方式だけじゃ、フロントからの迫力がちょっと欠けています!自作スピーカの吸音材を外すと・・・迫力は出るけど会話がクリアじゃなくなる!筒の長さを変えて・・・試行錯誤が続いてます!
理想的には、タイムドメインだけじゃなく、メインスピーカーとしてフロントはB&WやJBLの100Wクラスを置き、センター&サイド&バックを自作の”YOSHII9”もどきスピーカーを使う7.1チャンネルでしょうか! 金に糸目を付けなければ簡単なんだけど・・・
(2)に続く・・・・
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関連ブログ探すのに一苦労のブログも多いですものね!
間違いや新しい情報があれば訂正しておきます!
連載スタートは2012年1月28日からでしたからもうすぐ3カ月!
光陰矢の如し・・・ですね