英国君主エリザベス2世がバルモラル城で2022年9月8日に逝去なされました!
1952年2月6日の即位以来70年半の在位期間はルイ14世に次ぐ世界第2位!
かつては世界の海を征し各地に植民地を有し貿易で莫大な富を蓄えた大英帝国!
イギリス・ポンドは世界基軸通貨!
[United Kingdom of Great Britain and Ireland]時代
赤は独立後に離脱!
(1922年からは[United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland])
その後も産業革命で世界屈指の造船技術を磨き技術的にも第二次大戦まで繁栄を謳歌して来ました!
しかし第二次大戦で多くの船舶を失い莫大な戦費と相まって国力は一気に衰える事に!
世界基軸@f通貨はポンドから・・・・戦費で潤ったアメリカのドルに!
1952年6月2日に戴冠したエリザベス2世の在位期間は・・・
苦難が続く70年間でもありました!
戴冠の年に世界初となる母国製ジェット旅客機【コメット】(デ・ハビランド社製造)が就航!
悲劇のDH.106コメット
まるで女王誕生を祝うみたいに当時のDS-6などのプロペラ機の2倍のスピードで華々しくデビュー!
(但し航続距離は2400kmと中距離)
コメットは初の高高度を飛ぶ旅客機として世界初の与圧式客席を採用しました!
他のダグラスDC-6等のアメリカ製プロペラ旅客機はまだ無与圧なので高度は4000m程度!
コメットの巡航高度葉は1万mですから天候にも左右されにくいと次々と受注が・・・・
ところが僅か2年後の1954年にたて続けに空中分解事故を起こし・即位後出だしから大変な災難に!
旅客機で優位性を誇っていた信用を失墜し受注が全てキャンセル!暗雲が!
(1953年のインドでの墜落事故も空中分解の可能性大)
機体は高高度飛行用に机上計算値の2倍の強度で製造されましたが・・・
事故後チャーチル首相の指示で国を挙げて徹底的に原因を追究し・・・
(与圧の影響を調べる為に僅か2ヶ月で実機を沈めるるプルーるが造られた)
主原因は機内の窓が4角であり与圧式での離着陸の繰返しで応力がこの4辺に集中し・・・
窓の4辺から金属疲労を起こし亀裂が拡大して空中分解したと解明され・
以後の高高度を飛行する窓は4隅を丸にして現在に至ります!
まだ構造計算をするコンピュータも無くシュミレーションも出来ない時代!
コメットの事故は当時では責められない想定外の出来事でした!
この事故原因解明が大型ジェットの安全性を飛躍的に高めたのですが・・・・4年の空白は大きく
この教訓を徹底的に生かしより大型化長距離可能のアメリカ製旅客機に市場を席巻され・・・
貴重な外貨獲得産業を失う事に!
アメリカ製も先に就航していたら同様に空中分解事故を起こしていたでしょう!
一度失墜した信用を回復するのは容易ではありません!
後継コメットは大幅に安全性を高めたのに信用は回復せず販売は低迷!
もしも就航時期の前後が入れ替わっていたら・・
イギリスの航空産業はロールスロイスのジェットエンジン同様今も隆盛を保っていたでしょうね!
繁栄も続き・・・英国連邦からの離脱国も少なかったかも知れません・・・・・
今や車産業も次々と海外資本に買収され・・・ロールスロイス車はBMW翼下に!
アストンマーチンはメルセデスのエンジンだし・・・・
お顔は笑顔でも心中の母国英国の行く末を案じる心痛はいかばかりであったのか・・・・・
逝去時女王エリザベス2世を君主に戴く・・・・・・
コモンウェルス・レルム(Commonwealth realm=便宜上日本では英国連邦国)の独立国は15カ国!
①イギリス女王②カナダ女王③オーストラリア女王④ニュージランド女王
⑤ユカタン半島のベリーズ(旧ホンジュラス)女王!
[西インド諸島]
⑥バミューダトライアングルで名高いバミューダ島(アンテグア・バミューダ王国)の女王!
⑦バハマ女王⑧グレナダ女王⑨ジャマイカ女王⑩セント・クリストファー.ネイビス連邦女王!
⑪セントルシア女王⑫セントビンセント・グレナディーン女王!
[太平洋諸島]
⑬パプア・ニューギニア女王⑭ガダルカナル島に首都を置くソロモン諸島女王⑮ツバル女王!
エリザベス女王だったから14カ国も英国連邦に残ったのかも?
エイザベス女王の1952年から在位70年間は大英王国連邦凋落の時代でもありました!
1956年エジプトがスエズ運河の国有化を宣言したのを皮切りに・・・・
①1956年パキスタン②1960年ガーナ③1961年南アフリカがアパルトヘイト問題で離脱!
④1962年タンザニア⑤1963年ナイジェリア⑥1963年ウガンダ⑦1964年ケニア!
⑧1965年ローデシア(現ザンビア・ジンバウエ・マラウイ)⑨1966年マウライ
⑩1970年ガイアナ!⑪1970年ガンビア⑫1971年シエラレオネ⑬1972年セイロン⑭1974年マルタ!
⑮1976年トリダード・トバゴ⑯1984年フィージー⑰1992年モーリシャス⑱2021年バルバドス!
若き女王は、新興国アメリカが我が世の春「黄金の60年代」を謳歌する中・・・・
君臨すれども統治せず・・・・政治的意見も封ぜられ・・・・
次々と連邦を離脱する国が現れて来たのをどんな気持ちで耐えていたんでしょうね!
ローデシアの一方的独立の時に君主に成る事を拒否したのが唯一の政治的自己主張でした!
跡継ぎは不倫しちゃうし・・・・国民は英国病で働かなくなったし・・・・
70年間も衰退する母国をどうにも出来ない辛さを抱いて!本当にご苦労様でした!
心よりご冥福を祈ります!アーメン!
日本と同じ様に資源も無い島国のイギリス!もはや技術も衰退し・一体どこに向かうのでしょう!
日本と違って大富豪も多いので利権や投資等で蓄えを増やせるでしょうけど・・・
1950年まで99%だったは白人比率も1997年の労働党による移民制限の解除で・・・
旧植民地からの[白人以外の移民]が1000万人を超え人口比率では20%に届こうとしています!
人種的アイデンティが希薄に成るイギリス国もさることながら・・・
ダイアナ妃と離婚した後継のチャールズ3世は・・・
果たして15カ国英国連邦国民から象徴としての敬愛を受け続けられるのでしょうか?
エリザベス2世の国葬には天皇ご夫妻も参列予定とか!
日本は敗戦で上流階級の社交界が消滅!唯一例外で残されていた皇族関係の社交も・・・・・・
1952年2月6日の即位以来70年半の在位期間はルイ14世に次ぐ世界第2位!
かつては世界の海を征し各地に植民地を有し貿易で莫大な富を蓄えた大英帝国!
イギリス・ポンドは世界基軸通貨!
[United Kingdom of Great Britain and Ireland]時代
赤は独立後に離脱!
(1922年からは[United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland])
その後も産業革命で世界屈指の造船技術を磨き技術的にも第二次大戦まで繁栄を謳歌して来ました!
しかし第二次大戦で多くの船舶を失い莫大な戦費と相まって国力は一気に衰える事に!
世界基軸@f通貨はポンドから・・・・戦費で潤ったアメリカのドルに!
1952年6月2日に戴冠したエリザベス2世の在位期間は・・・
苦難が続く70年間でもありました!
戴冠の年に世界初となる母国製ジェット旅客機【コメット】(デ・ハビランド社製造)が就航!
悲劇のDH.106コメット
まるで女王誕生を祝うみたいに当時のDS-6などのプロペラ機の2倍のスピードで華々しくデビュー!
(但し航続距離は2400kmと中距離)
コメットは初の高高度を飛ぶ旅客機として世界初の与圧式客席を採用しました!
他のダグラスDC-6等のアメリカ製プロペラ旅客機はまだ無与圧なので高度は4000m程度!
コメットの巡航高度葉は1万mですから天候にも左右されにくいと次々と受注が・・・・
ところが僅か2年後の1954年にたて続けに空中分解事故を起こし・即位後出だしから大変な災難に!
旅客機で優位性を誇っていた信用を失墜し受注が全てキャンセル!暗雲が!
(1953年のインドでの墜落事故も空中分解の可能性大)
機体は高高度飛行用に机上計算値の2倍の強度で製造されましたが・・・
事故後チャーチル首相の指示で国を挙げて徹底的に原因を追究し・・・
(与圧の影響を調べる為に僅か2ヶ月で実機を沈めるるプルーるが造られた)
主原因は機内の窓が4角であり与圧式での離着陸の繰返しで応力がこの4辺に集中し・・・
窓の4辺から金属疲労を起こし亀裂が拡大して空中分解したと解明され・
以後の高高度を飛行する窓は4隅を丸にして現在に至ります!
まだ構造計算をするコンピュータも無くシュミレーションも出来ない時代!
コメットの事故は当時では責められない想定外の出来事でした!
この事故原因解明が大型ジェットの安全性を飛躍的に高めたのですが・・・・4年の空白は大きく
この教訓を徹底的に生かしより大型化長距離可能のアメリカ製旅客機に市場を席巻され・・・
貴重な外貨獲得産業を失う事に!
アメリカ製も先に就航していたら同様に空中分解事故を起こしていたでしょう!
一度失墜した信用を回復するのは容易ではありません!
後継コメットは大幅に安全性を高めたのに信用は回復せず販売は低迷!
もしも就航時期の前後が入れ替わっていたら・・
イギリスの航空産業はロールスロイスのジェットエンジン同様今も隆盛を保っていたでしょうね!
繁栄も続き・・・英国連邦からの離脱国も少なかったかも知れません・・・・・
今や車産業も次々と海外資本に買収され・・・ロールスロイス車はBMW翼下に!
アストンマーチンはメルセデスのエンジンだし・・・・
お顔は笑顔でも心中の母国英国の行く末を案じる心痛はいかばかりであったのか・・・・・
逝去時女王エリザベス2世を君主に戴く・・・・・・
コモンウェルス・レルム(Commonwealth realm=便宜上日本では英国連邦国)の独立国は15カ国!
①イギリス女王②カナダ女王③オーストラリア女王④ニュージランド女王
⑤ユカタン半島のベリーズ(旧ホンジュラス)女王!
[西インド諸島]
⑥バミューダトライアングルで名高いバミューダ島(アンテグア・バミューダ王国)の女王!
⑦バハマ女王⑧グレナダ女王⑨ジャマイカ女王⑩セント・クリストファー.ネイビス連邦女王!
⑪セントルシア女王⑫セントビンセント・グレナディーン女王!
[太平洋諸島]
⑬パプア・ニューギニア女王⑭ガダルカナル島に首都を置くソロモン諸島女王⑮ツバル女王!
エリザベス女王だったから14カ国も英国連邦に残ったのかも?
エイザベス女王の1952年から在位70年間は大英王国連邦凋落の時代でもありました!
1956年エジプトがスエズ運河の国有化を宣言したのを皮切りに・・・・
①1956年パキスタン②1960年ガーナ③1961年南アフリカがアパルトヘイト問題で離脱!
④1962年タンザニア⑤1963年ナイジェリア⑥1963年ウガンダ⑦1964年ケニア!
⑧1965年ローデシア(現ザンビア・ジンバウエ・マラウイ)⑨1966年マウライ
⑩1970年ガイアナ!⑪1970年ガンビア⑫1971年シエラレオネ⑬1972年セイロン⑭1974年マルタ!
⑮1976年トリダード・トバゴ⑯1984年フィージー⑰1992年モーリシャス⑱2021年バルバドス!
若き女王は、新興国アメリカが我が世の春「黄金の60年代」を謳歌する中・・・・
君臨すれども統治せず・・・・政治的意見も封ぜられ・・・・
次々と連邦を離脱する国が現れて来たのをどんな気持ちで耐えていたんでしょうね!
ローデシアの一方的独立の時に君主に成る事を拒否したのが唯一の政治的自己主張でした!
跡継ぎは不倫しちゃうし・・・・国民は英国病で働かなくなったし・・・・
70年間も衰退する母国をどうにも出来ない辛さを抱いて!本当にご苦労様でした!
心よりご冥福を祈ります!アーメン!
日本と同じ様に資源も無い島国のイギリス!もはや技術も衰退し・一体どこに向かうのでしょう!
日本と違って大富豪も多いので利権や投資等で蓄えを増やせるでしょうけど・・・
1950年まで99%だったは白人比率も1997年の労働党による移民制限の解除で・・・
旧植民地からの[白人以外の移民]が1000万人を超え人口比率では20%に届こうとしています!
人種的アイデンティが希薄に成るイギリス国もさることながら・・・
ダイアナ妃と離婚した後継のチャールズ3世は・・・
果たして15カ国英国連邦国民から象徴としての敬愛を受け続けられるのでしょうか?
エリザベス2世の国葬には天皇ご夫妻も参列予定とか!
日本は敗戦で上流階級の社交界が消滅!唯一例外で残されていた皇族関係の社交も・・・・・・