原発稼動からあっというまに30年!福島第一原発も40年!まさに光陰矢のごとし!

 

廃炉にするには膨大な時間とお金も掛かる!延命すればするだけ稼ぐのですが、電気系統は新しくしないと事故がいつ起きてもおかしくない状態と言えるでしょう!

 

とにかくセンサーも電気配線も膨大で一括交換なんて考えてありません!取り替えたくても出来ない=いつダウンするか時間の問題!

 

特に開閉器の接点は、開閉の度にすこしづつ磨耗します!

開閉器の接点面積が年々少なくなるので、熱を発して電線も劣化し、ますます火災の危険性を増して行きます!

 

新型に換えれば善いのですが、古い同じ型は製造中止!日本じゃ取付穴が合うなんて今や奇跡なんですよ!(船舶用はまだ生産しているものもあります) 

 

制御系配線の刷新は簡単な様で、新しく作り変えたほうが安い位大変なのです。旅客機も車も同じですが!

 

原発をこれから40年以上も使うなら、制御系の刷新も考慮して設計しろって言いたい!はたして東芝・三菱重工・日立の御三家でそんな設計してる会社あるんだろうか?

 

日本の大型機械屋の習性として故障しないように設計したがる傾向があって、一旦故障すると部品交換が大変!自分達が修理しないので壊れるって事を考慮しない!

 

その点ドイツ製は長期的消耗品交換を考慮して作られているので基本的部分以外は比較的簡単に交換出来ます!これはマイスター制度も影響してると思いますね。組立てや分解を実際に習得してから設計に配属!黎明期のホンダみたいに!

 

原発に限らず、産業機械は全ての制御系電気をユニット化や二重化し20年毎に順次新しくして使用すべきでしょうね!最長でも30年が限度!

 

原子力発電所の最大のウイークポイントが電気だったとは!皮肉を通り越して、基本的に設計の間違いでしょう!

 

要は原子力発電は長期使用を考慮しないテストプラントの域から脱していないとも言えます!

 

やはり、原発は設計思想自体を抜本的に変革する時期なのかも知れません!