簡単に説明すると、今使用しているIPv4のアドレスを数字で表すと(10進法) 255(A).255(B).255(C).255(D)。8ビットX4=32ビットIPv4です。256x256x256x246=42億9496万7296アドレス!

難しい?ビットは部屋の電灯のスイッチと思えば解りやすいかも(笑)何も点灯していなかったら=ゼロ、玄関の明かりを点けたら=1、リビングだけ点けたら=2、両方点けたら=3、寝室だけ点けたら=4、寝室と玄関なら=5 そんな感じで、8箇所(=8ビット)のスイッチの組み合わせが256通り!32箇所のスイッチの組み合わせが約43億、コンピュターは、ものすごいスピードで、点けたり消したりしている訳です。

つまり、IPv4では、最初の8ビットと次の8ビットをインターネット接続企業別に割り振ったら(0~255.0~255では)、65,536社(256x256)、その下の会員はたった65,536人(256x256)が上限です。これでは、すぐにアドレスが枯渇してしまった筈ですよね!
なぜ、枯渇しないかと言うと、
この約43億のアドレスは、グローバルアドレスと言って固定アドレスです。通常のプロバイダー会社(通常はBクラスまで)から、会員に割り振られたIPアドレスは、その会社がグローバルアドレスを更に勝手に分割して割り振った変換された擬似アドレスという別物で、増やすことができたからです。(一部グローバルも可能です)
さらに、家庭や企業では、192.168.0~255.0~255の制約はありますが、一個のアドレスでの65,535のローカルアドレスを振る事が出来るようになっているので、何台もインターネットを楽しめる訳です。
端的に言えば、貴方のIPアドレスは、どこどこのプロバイダーの、契約した誰々さんの、どれかのパソコンや接続機器と言う事です。特定し易いですよね。

IPv6は、256*256=65536(16ビット=16箇所のスイッチ)が最小単位となって,16ビットx8=128ビット(128箇所のスイッチ)で与えられたIPアドレスを使うことです。
16ビットx8を(10進法)であらわすと(総数は2を128回掛け算してみて下さい)65535.65535.65535.65535.65535.65535.65535.65535 となります≪最初が0からなので65535まで≫
(これじゃ見づらいので、16ビットを4ビットごとに16進して(0~F)に置き換えるらしいので、0000~FFFFが8つ並びます。例えば、A0B1=1010,0000,1011,0001を10進法ではいくつになるか、暇があったら換算してみて下さい)

IPv6なら最初は国番号に割り付けたり、次の2つを42億9496万7296≪65,536x65,536(今までのIPv4の量)≫の企業に振り分ける事が出来ます。
さらにその企業は43億の会員や、自動車、電化製品にIDやアドレスを振り分けて、パソコンやIDもさらに43億のアドレスを使って----->気が遠くなりますよね!
家庭の電化製品、自動車や路線までをコントロールする事も可能になる訳ですし、貴方もグローバルIPアドレスを取得可能になる訳です。
一見良さそうに思えますが、総番号制と同じで、より個人を特定出来るようになります。
今のIPv4の最大の欠点は、グローバルアドレスがほぼ割り振られて残り少ないので、発信者をすぐに特定できてしまう事です
インターネットプロトコル(通信のきまり)には、当然、アドレスが書き込まれていますから。
パソコン一台一台にも、MACアドレスというパソコンを認識する番号が振られています。
アップルコンピュターのマックじゃないですよ(笑い)
(余談)
ソフト会社に登録した途端、その時点でどんなパソコンで使っているのかも判る仕組みになっているんですよ。自動的に情報収集されているのは、アップデートすれば判るでしょう!どこかの窓(英語で)なんか勝手にどんなソフトがインストールされているかも、情報収集してるんだから!
それを真似されて、簡単に情報漏れのウイルス危害が起きるんですがね。
窓と誰かが組んだら、パソコンの内容なんて、全部筒抜け!(苦笑)

つまり、もともとインターネットは軍需用に開発された通信手段ですから、これほどコンピューターの性能が上がると、特定のアドレスとMACアドレスさえ判れば、簡単に傍受出来てしまうのです。
何故かって!光ケーブルといっても、信号は距離が長くなればなるほど減衰するので、どうしても中継点で増幅が必要となります。其の中継点にバッファー(記憶装置)やミラー送信機を噛ませたら!通過する情報はすべて閲覧(検閲)する事が可能です。と言うより、すでに行われている筈です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070805-00000311-yom-int なんて事後承諾、黒幕だって白状したようなものです(大笑い)
(記事内容は【ワシントン=貞広貴志】米下院は4日、国際テロリスト捜査で通信傍受を容易にする外国諜報監視法(FISA)改正案を共和党などの賛成227、反対183で可決した。 上院は既に3日に同じ改正案を可決しており、ブッシュ政権が優先課題として取り組んだ「令状なき傍受」の法制化が、6か月間の時限立法ながら、夏季休会入りの直前に実現する運びとなった。 )
ファイアーウォールをいかに厳重にしたところで、インターネット上の情報の漏洩には役に立ちません。

日本人は、基本的に正直な国民性で、性善説を好みますので、すぐに有り得ないだの、そんなバカなと言いますが、グローバル化ってのは、とてつもない術謀夜行の世界!第二次大戦も情報戦争で負けたようなものです。
これでは、軍需機密並に暗号化しなければ筒抜けです。(笑)
多分自衛隊の使用するインターネットでの暗号化もお仕着せでしょうから、解読されていて、暗号化して無いのも同然!(いかにインターネットが怖いか分りましたか)。

首相官邸がインターネットメールでやりとりしてたら、内容が某国に筒抜けってことです。銀行だってメールで指示出してたら手の内読まれて、負け戦(苦笑)
(話は全く飛びますが、安部さんも、真面目ぶらないで、米国一辺倒で行くなら、もう少しプロパガンダ等の基本戦略位勉強しなくちゃねー、なにせ相手は手の内知ってて、ダメもとで交渉してくるんだから!)

IPv6に移行すれば、特定される危険性を、大幅に減らす事が可能になる方法もあります。、接続の都度、IPアドレスとMACアドレスを変更すれば良いのです!
膨大なIPアドレスから、変更されたアドレスを探すのは、不可能に近くなります。
逆に言えばIPアドレスとMACアドレスを変更できないシステムは、非常に危険だという事ですが、現状では、当然、変更出来ないようになっているのです。

各種サーバーといわれるアドレスやメールを管理するコンピューターは、固定アドレスしか持てないシステムになっています。当然ですよねーサーバーのアドレスが変わったらメールは届かないし、ホームページも何処にあるのか判らなくなりますから!でもプログラムで1時間ごとにアドレスを変えることが可能なら!
軍需用なら可能です。なんとなくご理解出来ましたでしょうか?。
IPv6になっても、誰かさんには以外、今のインターネットシステムでは、マル秘なんて存在できない事が!

とてつもない情報管理社会が、すぐそこに来ています。

(補足)
4ビットを16進で表すと、0000=0、0001=1,0010=2、0011=3,0100=4、0101=5、0110=6、0111=7、1000=8、1001=9、1010=A、1011=C、1101=D、1110=E、1111=F。