世界初の最新鋭ピッキングロボットを導入し最短20分の出荷を可能にしたアスクル!
徹底的な自動化を推進しこれからという時に、大火災に襲われました!
燃えたのは埼玉県三芳町にあるアスクルの首都圏物流センターの北西部部分1万5000平方メートル!資材置き場だけだったら被害は最小限度で済むけど・・・・
配送資材ってはダンボール・ラベル・シュリンクフィルム・ホットメルト等燃えやすいものばかり!
ストックも当然必要最低限にしてるんでしょうけど、巨大物流センターですから使用量も膨大で1日分だけでも桁違いなんでしょうね!
アスクルの首都圏物流センターの正式名称は【ASKUL Logi PARK 首都圏】!
2013年7月から稼動したので、まだ4年も経たない最新鋭の物流倉庫です!
物流センターの使用電力の半分に相当する太陽光発電設備を追加したばかり!
右の建物は佐川急便!配送を受け持つ佐川急便も大打撃受けちゃいましたね!
延床面積は約21,856 坪(約72,126 平方メートル)ですから燃えたのは約1/5の面積でしょうか!
1階のダンボールから出荷したって事は、多分大量に使用する梱包用ダンボール置場から出火した様です!
放火でもないとすれば乾燥している時期ですから、静電気で埃が燃える事が考えられます。
まず考えられるのは、出入り口に設けられたPPクロスを使用した風除けの高速シャッターです。
冬の乾燥時期、頻繁に高速シャッターが開閉すると静電気が溜まって大きな火花が飛ぶこともあるんですよ!
ダンボールも大量に動かすと紙粉が壁際等に結構溜まったりするんだよね!
開閉時間を短縮しようとカーテンの開閉スピードを上げたら・・・・・・
高速シャッターの傍に、可燃物が置かれていたら燃え上がる可能性は大きいと思いますね!
出火時間が9時過ぎって事は、待機していた搬入車両からの資材が頻繁に出入りする時間帯です!
シャッターの開閉頻度も一番多い時間帯じゃないのかな~!
火がついた大き目の紙粉が風に煽られてダンボールの山に落ちたとすると・・・・
ダンボールって中芯というギザギザの衝撃吸収中間層があるので一旦火が点くとそりゃあっという間に大火災になるんだわさ!
ちなみに紙だけならどんなに積んであっても空気がないので一気には燃えません!
もう一つの原因として考えられるのは、日中の稼動ラインが一斉に動き出すと末端で電圧降下が起き、電線に負担が掛かったり(過電流になる)、リレーの電磁力が低下して接点溶着が起こりやすくなったり(誤動作の原因)、接触の甘いコンセント部が炭化して燃えだす事も考えられますが・・・新しい建物なので暖房器具でも置いてない限り原因になるとは思えませんけど・・・・・出火場所が北西の日が当たらない一番寒い場所っていうのが気掛かりといえば気掛かりですね!
誰かが内緒で電気ストーブ持ち込んでいたなんて事は無いんだろうな~!
防火対策として、どこまで防火区画されていたかも問題ですね!自動ラインが無事なら復旧は迅速に行われるでしょうけど、仕分けラインや自動倉庫・ロボットが水を被ったりしていると・・・・・・自動化を謳った最新鋭倉庫だけにどうなるやら・・・・・・・
報道を見た感じでは、自動化した配送部は無事みたいですが・・・・はたして・・・・・・・
火災が起きて、メインの電源は落としたんでしょうか?電源を切ってなかったら火災で電線がショートして燃え出し繋がっている照明器具が次々と燃えてしまいます!
ショートした時点でブレーカーが落ちるんだけど電線って意外と燃えやすいく、100Vに200Vが流れたら導火線並に一気に燃えたりします!
最新鋭物流倉庫の意外な盲点とは、一体何なんでしょうね?
早く鎮火して、少しでも早く出火原因の特定をしてもらいたいものです!