コンストラクター9位に終わったトロロッソ・ホンダですが、トロロッソに甘えてホンダの開発陣がエンジンの開発を自分達の都合を押し付けたのと、エンジントラブルを恐れて大事を取り過ぎたのが最大の原因だと思いますね!
もう少しルノーPUに近付けるやり方もあったんじゃないでしょうか?
ホンダの自由にして良いからって、トロロッソ=ジェームス・キーに負担を掛け過ぎたんじゃない?

バルセロナのテストをPUに若干の異常が発生したくらいで早々に切り上げた時から、これは我々に真実を隠蔽するつもりだとは思っていたのですが・・・・・・案の定、1年間PUの問題点を全く公表しませんでした!
素人に言ってもどうなるもんでもないと帝国海軍並み!

初戦のオーストラリアGPから、バルセロナの好調さが失われ、いきなり最下位争いをするなんて異常でしたもんね!
それもその筈・・・・・・・
わたしは、トロロッソの敗因はジェームスキーの改悪となったサスペンションにあったと思っています!
あまりにもホンダのRA618Hが軽過ぎてキーの想定以上にトラクションを失っってたんじゃないのでしょうか?
ウイリアムズも同じですが、サスの設計を最初からやり直すのは大変!
シャーシの構成からですからね~!
バルセロナは路面が新しくフラットだったが故にあまりサスペンションの問題が顕在化しなかったんでしょう!
ブレーキが大問題になってましたし・・・・
その証拠に、路面が良くフラットなバーレーンでは好成績を上げました!
ジェームスキーには、サスの欠点が判ってたんじゃないのでしょうか!
全面的に設計し直すべきか、それとも付け焼刃で対処するか・・・・・・・
何回かこのブログで取り上げましたが、中国GPからサスのセッテングは正に迷走!
低速コーナーの多いモナコでは、昔と違って路面も良くホイールベースが短い分好成績でしたが!

後半戦で大幅アップデートするつもりだったんでしょうけど・・・・迷宮に迷い込んで解決したくても残念な事に時間も人員も予算も設備も無かったってのが真相なんじゃないのかな~!
マクラーレンみたいな大所帯なら・・・・・そこにマクラーレンから誘いが来たんじゃ辞めたくもなるわさ!

ホンダのRA618Hもトロロッソのギャボックスに合わせるのに迷走してたみたいですね!
3年間もマクラーレンのギャボックスに苦労して合わして来たんだから、自信たっぷりだったんでしょうけど!
エンジン後部の接続部はとても頑丈とは思えません!これじゃ歪みが出ると思うのですが・・・・・・
大幅パワーアップした【スペック3】載せたら、オシレーションが発生!そりゃ不均等爆発なんだから出るよ!
STR13後部のシャーシ剛性が、50Kw以上のパワーにアップには耐えられないと思いますね!
要するに挙動不安定で曲かり辛く路面追従性の悪いマシンになってるんでしょう!
それでも、それなりに乗りこなしたガスリーとハートレーはやはり1流って事ですわ!
ハートレーは良しも悪しきも耐久レースに慣れ過ぎ!無理しないもんね!
故に速いマシンに乗せてれば、正確なロングランラップを刻んで上位常連だったでしょう!
ローリングスタートのインディカーレースに出れば、好成績を上げる筈!

ガスリーは対照的にアグレッシブ!エンジンもタイヤも労わるなんて考えてませんから予選は早い!
1年間の二人の戦いを見てみると・・・・
フリー走行は奇数GPがハートレー、偶数GPがガスリーの順で毎回テスト役なので比較になりません!
Q1だけで比較すると・・・・・結構良い勝負してたんですね!
特に後半5戦はハートレーのQ1=2勝3敗決勝順位=3勝2敗!(笑)
赤字のGPはエンジントラブル!青地のGPは新スペック!
ガスリー対ハートレーQ1勝敗  ガスリーの12勝7敗2引分
①オーストラリアGP
 ガスリー●1:25.295予選最下位!縁石ヒットしてターボ・MGU-Hが損傷し15周でリタイア!

ハートレー1:24.532(+0.763)予選16位 15位最下位完走
②バーレンGP 【スペック1.1】投入!    
 ガスリー1:30.121⇒Q3進出=6位 グリッド5位⇒4位入賞  PU・全交換②       
ハートレーQ1・1:30.412 0.291)⇒Q20.269)11位17位最下位完走 MGU-H&MGU-K交換
③中国GP
 ガスリー ●1:34.101予選17位⇒18位
ハートレー1:34.013(+0.088)15位⇒Q2・15位 ガスリーと交錯して51周でリタイア
アゼルバイジャンGP
 ガスリー1:44.496 予選17位⇒12位
ハートレー●1:57.354予選19位(12.858=パンク)⇒10位入賞
⑤スペインGP
   
 ガスリー▽1:18.550・12位⇒Q2・12位 グロージャンのスピンに巻き込まれオープニングラップでリタイア
ハートレー▲P3でクラッシュ予選間に合わず最下位スタート 12位PU・ギャボックス交換
⑥(5)モナコGP
 ガスリー1:12.941⇒Q3進出10位 6位入賞 【スペック1.1】5戦使用!
ハートレー●1:13.179(0.238)16位 15位スタート ルクレールに追突され70周でリタイア
⑦カナダGP 【スペック2】投入!
 ガスリー1:13.047
予選16位 グリッド19位 11位 【スペック2】③不調で
PU再交換④!
ハートレー〇1:12.587 (+0.460)12位⇒Q2 【スペック2】③ストロールに追い出され1周目でリタイア

⑧フランスGP
 ガスリー
1:32.447 14位⇒Q2    オープニングラップでオコンと衝突しリタイア
ハートレー●1:33.025 (0.578)17位⇒P3での【PUトラブル】の為PU交換④で最後尾スタート⇒決勝14位 
⑨オーストリアGP 【スペック2.1】投入!
 ガスリー1:05.011 13位Q2=12位⇒11位
ハートレー●1:05.366 (0.355)19位 【スペック2.1】PU全交換⑤するもドライブシャフト異常で54周リタイア!
⑩イギリスGP
 ガスリー▽1:28.399 14位Q2=14位⇒13位(10位)ペレスと接触で5秒ペナルティ3ポジション降格!
ハートレーFサス破損でクラッシュ・全ユニット交換⑥ピットスタートも配線ミスで走れず!
⑪ドイツGP     メキシコGPを見据えて戦略的PU交換?
 ガスリー
1:13.749予選17位⇒14位 【スペック2.1】PU交換⑤で最後尾スタート
ハートレー●1:14.045
(0.304)予選18位⇒16位グリッド 10位入賞 PU実質1戦目
⑫ハンガリーGP
 ガスリー
1:18.577 ⇒Q3進出=予選6位 グリッド6位 6位入賞
ハートレー1:18.429(+0.148)⇒Q2(1.704)Q3(0.537)予選8位⇒11位     
⑬ベルギーGP
 ガスリー 1:44.221 15位⇒Q2=11位 グリッド10位 9位入賞
ハートレー1:44.153(+0.068)14位⇒Q2(0.011)12位⇒14位
⑭イタリアGP
 ガスリー1:21.834 15位⇒予選Q3進出=9位 14位
ハートレー●1:21.934(0.100)18位Q1 16位グリッド スタートでエリクソンに追突されリタイア!
⑮シンガポールGP 
 ガスリー〇1:39.614 15位⇒Q2=15位 13位(14位) グロージャンのペナルティで1ランクアップ
ハートレー●1:39.809 (0.195)17位⇒17位 
⑯ロシアGP 【スペック3】投入 振動発生でスペック2に戻すもブレーキセットミスで共にリタイア 
 ガスリー
1:34.383 13位 【スペック3】⑥テスト投入
ハートレー1:35.037 (0.747)16位 【スペック3】⑦テスト投入
⑰日本GP
 ガスリー1:30.137⇒Q3・7位11位 【スペック3】ICE損傷!
ハートレー●1:30.248(0.111)⇒Q3・6位⇒13位
⑱アメリカGP   共に応急処理(スペックダウン)した【スペック3.1】投入!Q2進出も走らず!
 ガスリー1:34.850 13位⇒12位 【スペック3.1】⑦ それでも【ICE】が損傷!
ハートレー
1:35.206 (0.346)14位10位 【スペック3.1】⑧
⑲メキシコGP ガスリーに【新スペック】投入もスペック3が高地での燃焼に懸念が有る為使用出来ず!
           ロシアGPまで6戦も使った【スペック2】を使用!完全な捨てレース!

 ガスリー●1:16.828 15位⇒Q215位⇒10位 【スペック3.2】⑧投入!
ハートレー1:16.682(+0.194)⇒Q2・14位⇒14位
⑳ブラジルGP 金曜日はスペック2!【スペック3.2】のセッテングが間に合わず上位進出叶わず!
 ガスリー1:09.046 12位⇒Q3・10位⇒13位
ハートレー●1:09.280(0.134)17位⇒11位
最終戦アブダビGP    
 ガスリー●1:38.166 17位⇒【スペック3.2】2戦持たず【ICE】のオイル漏れでリタイア!
ハートレー
1:37.994 (+0.172)予選16位⇒12位
ようやくF1に慣れたハートレー、来年まともなマシンで戦ってたらどちらがポイントが上か判らなかったかも?

どうやら【RA618H】は、【スペック1】の最初から問題を抱えていた様ですね!
田辺ちゃんは、バルセロナで2種類のPUがあるって言ってましたが・・・・・耐久性に差があるICEを同時開発する方が間違ってるよね!
結局、ベンチテストでいくら耐久性を示しても実戦のレースじゃ使えないなんてベンチテストの方法が市販車用なんじゃないの?(大爆笑)
【スペック2】も、金曜日のP1・P2に旧PUを使ったのも、レースで使ったら不具合が発生したからPU起因のリタイアを避ける為だったんでしょう!
スペック3】も、日本GPの時が最高出力で、トラブル発生で徐々にパワーを下げてるんじゃないのかな~?
RA618Hはコンパクトな故に、高パワーには個々の部品剛性が若干足りないのかもしれませんね!

RA619Hはエンジンの剛性を大幅に上げる為に大型化するんでしょう!
ターボも【IHI】と組む事でジェットエンジン並みの精度と耐久性を得るだろうし・・・・・
残るはMGU-H&MGU-K&ESの電装とソフトだけど、ホンダの若手じゃ無理じゃね~の?
総合的に組める人材をスカウトしないと・・・・・・意外と【IHI】に居たりして・・・・・・
レッドブルのニューウエイは基本に忠実ですから、RA619HがまともなPUに仕上がれば常勝も!
トロロッソも、サスペンションが良くなれば中団を抜け出すでしょう!
ま~全てがRA618Hの出来次第なんだけど・
・・・テストがまともに出来ない現状じゃ~厳しいでしょうね!