バルセロナのカタロニア・サーキットで行われていた8日間(実質7日間)のF1・プレシーズンテストが終わりました!

ロケットスタートして世界中に衝撃を与えたトロロッソ・ホンダですが・・・・・・
その最大要因はマクラーレンのサイズゼロの呪縛から解き放たれた事に尽きます!
マクラーレンホンダ2017MCL32-21
MLC32はエアインテークが全て小さくエンジンPU部への冷却エアの取り込みなんて全く考慮されていません!フェラーリでさえフィン付けて流入量を増やしているのに!(嘲笑)
MCL33_Website3-660x441
MLC33ではパパイヤ・オレンジのカラーリングのお陰でよりはっきりと判ります!(大苦笑)
マクラーレンの言う通り確かに【空力だけ】は最高のF1マシンです!(大爆笑)
PUの冷却なんて考えていないいんだからそりゃ~最高のF1マシンが創れるよね~!(大嘲笑)
発熱の多いルノーエンジンに換えて今じゃ【焼きパパイヤ】と揶揄されていますけど!マクラーレンくそみそ排熱

マクラーレンホンダリアウイング3
リアの排出口もタイヤ幅以下と極端に小さく絞っています!飽くき空力最優先!
しかし、ここまで小さくする必要が本当に有ったのか!
やはりロンデニスが考え出した毎年少しずつ性能
ップする事でホンダから巨額の資金を得る為の策略だったんでしょう!
2016年ロンデニスが追い出されてマクラーレンの態度が極端に冷淡になったと中村氏が言ってましたが、前年までは他のチームへのPU供給にも反対しルノーみたいにマシンの改善もしなかった事からも協力する振りをしてただけだったんでしょうね!
今更、マシンの所為で出力が上がらないとも言い出せず、ルノーと組む事にしたんじゃないのかな~!

ホンダもこんなマシンによく我慢して涙ぐましい努力をし続けたもんだ!
交渉力ゼロの長谷川がマクラーレンの言いなりで何でも背負い込んじゃったからだよ!(呆)

マクラーレンにとっても2017年の余りに多発するトラブルは予想外だったんでしょけど・・・・
今年もマクラーレンと組んでたら・・・出力を抑えられてルノーPUまで追いつけなかった!
ルノーにしたらリアエンドも排熱対策で大口径に!ホンダPUの時にやってくれればね~!(怒)
MCL33_リアエンド
それでも冷却エア取り込み量が少ないので【焼きパパイヤ】になってる!(大爆笑)
方トロロッソのSTR13では・・・・・・
STR13-10
最初からリアの排出口はタイヤ幅以上に大きく取られています!
両端にファンみたいのが装着されてるみたいだけど・・・排気用整流フィンなのかな~?
しかも・・・・・・
STR13-6
インタークーラーへのエア取り込みにはインテーク部を大きくしただけじゃなく、手前に大きなィンを付けてより多くのエアを送り込む工夫がなされています!(拍手)
空力的は大きな抵抗になるのにPU部の冷却優先!これがパートナーってもんでしょ!(賞賛)
マクラーレン・ルノーとトロロッソ・ホンダを比較すると一目瞭然!

DXw0-S_U8AAWWEL
トロロッソSTR13の上部エアインテークはマクラーレンの倍近く大きくなってますよね!
これって大きな空気抵抗になるだけじゃなく、通常なら内圧が上がってターボへの流入も減る筈でマクラーレンみたいに通常採用出来ないんだから
マクラーレンインテークダクト
マクラーレンが最初の内トロロッソを軽蔑してのも当然な程、常識外の発想ですから!(笑)
でもトロロッソの馬鹿でかいインテークって凄い事なんだわさ!
トロロッソSTR13インテーク
インテークは3分割されていて、真ん中がターボ用で両側がMGU-H冷却ダクト兼強制排気用なのでしょう!でも効果抜群!ノントラブルの最大功績なのかも!
コロンブスの卵だけど、ホンダ・ジェットの部隊が絡んでいるのかもね!
まだ詳細は不明ですが、今後この方式のインテークが主流になるかもよ!(笑)

トロロッソはホンダPUのパワーを引き出す為に空力を犠牲にして一生懸命なんですね!
なので空力的には自分だけ良ければで最高のマクラーレンには到底敵いませんが!(大爆笑)

なにせマクラーレンMLC33はアロンソが言う通り他のF1マシンに比べて空気抵抗が殆ど無いんだからPU載せなきゃ確かに速い!(爆笑)
なのに最高速じゃトロロッソが333.3kmで圧勝!(大々爆笑)
勝てるのは最高のマシンじゃなく、最高のパッケージなのさ!

冷却エアの絶対量が少ないマクラーレンのこんなマシンでルノーPUが耐えられるとでも?(大爆笑)
ルノーエンジンへの熱対策を本格的にやるなら今のコンセプトを1から変えなきゃ無理だよ!(大嘲笑)
小手先の対策で頑張っているけどね!予選だけならルーエンジンで好タイムを出せる筈・・・・・・
MCL33_リアエンド
テスト期間中を終了間際までノントラブルで882周=3826kmを走ったRA618Hですが・・・・・・
まだは今シーズン用としては7レースをフルパワーで闘える耐久性とMGU-Hのソフトが今一歩みたい!
ソフトは、これから熟成を重ねていずれ我々を安心させてくれるでしょうけど!
これからはホンダPUがパワーアップしたし壊れないので心置きなくF1レースを楽しめます!

が、ちょっとだけ素人視線で第2週めの4日間を分析してみると・・・・・

5日目トロロッソ・ホンダバルセロナ5日目163354ラップ
5日最高速3323.3km
6日目1010トロロッソ・ホンダバルセロナ6日目1800118ラップ
プレシーズン7日目最高速324.3km
4日目には333.3kmを出してたのに・・・別PU?

7日目プレシーズン7日目1600169ラップ
プレシーズン7日目最高速324.3km
8日目トロロッソ・ホンダバルセロナ8日目1800156ラップ
8日目最高速318.5km
F1レースは約305km越える最小周回数か2時間!コースによって周回数が異なります!
昨年2017年のF1開催は【20戦】!
年間の使用PUは4基まで!エンジン1基当たり5レースの耐久性を求められました!
305kmx5=1,525km!
それに予選(6~18周4.5kmとして約80km)+フリー走行(50周~約225km)=305kmなので、
一基当たりの最低耐久性はレース距離のほぼ倍の【3050km】が必要でした!
今年2018年のF1開催は【21戦】!
今年からは年間使用出来るのは3基まで!エンジン1基当たり7レースの耐久性が求めらています!
305kmx7=2,135km!610km増えたので、今年の1基当たりの最低耐久性は3660km!
耐久性を20%アップしろって事さ!ギリギリのPUにはめちゃくちゃ厳しい要求ですね~!
余裕を考えると4,000kmの耐久性がほしいですね!
でもよくよく考えてみれば一般車なら慣らし運転中!

王者メルセデスには余裕でしょうけど、
パワーと耐久性のバランスを取るのにちょっと苦労してる様です
出力少しだけ抑えれば済むレベルでしょうけど・・・ライバルのレベルに合わして来るんでしょ!
今年のフェラーリは、一番先を行ってるみたい!ハースの好調が物語っていますから!
ルノーはようやく仕様が固まったってところでしょうか?年間4基も視野にグリッド降格も織り込み済み?
サプライヤーとして、レッドブル・マクラーレンに1基は無償?(爆笑)


PUのハードルが上がった中、ホンダが持ち込んだ新しいRA618Hはスペック4の改良型!
ガスリー・ハートレーはF1初参加なのでフリー走行も若干多目でしょうし・・・・


あまりに独特なエグゾーストサウンドに皆唖然!
こんな音でここまでのパワーと耐久性を発揮するとは誰も思わなかったでしょう!(苦笑)

しかし、”トロロッソ・ホンダは毎日PUを換えてるんじゃないか”って疑われるほどノートラブル!
アンビリーバブル!ホンダRA618Hは2週目の4日間を1基で連続走行!総周回数497ラップ!
昨年のRA617Hの惨状からは誰だって信じられませんよね!(笑)

カタロニア・サーキットは1周4.655kmですから同一PUで約2,313km走った事になります!
本当は一基で
最低限の3,050kmをクリアしたかったんでしょうね!
しかし第1週目4日目の最高速333.3kmから・・最終日は15kmも落ちてる!?!
最高速のデーターから推測すると最終日は明らかにパワーダウンしてると思いません?
その差4.54%!PUパワーじゃ45~60馬力もダウンってか?
勿論ハートレー向けにウィングを立てたセッテングの可能性も有りますが、7日目のガスリーと極端に異なってるセッテングだとは思いませんよね~!
最高速の場合、遅くなる原因にはもう一つあります!DRSの不使用の場合です!
333.3kmはDRSを使った時の速度で、318.5kmはDRSを使わなかった可能性もあるにはあるんだわさ!
※DRS(ドラッグリダクションシステム)は所定場所で前の車と1秒以内になった時にリアウイングを変化させ追い抜きを容易に出来る機構!本戦以外はいつでも使用可能!使用すると15km~20km最高速が伸びます!
万が一、最終日なのでDRSを作動させずに実戦モードで走ってたとしたらパワーダウンは無かった訳で!
予選モードならDRSを使うのではっきりするんだけど、最終日のアッタクは中止になったので私のパワーダウン説も正しいとは言えません!
パワーダウンは、8日目もあくまで前日までのテスト方法と同じだと想定しての仮説です!(大苦笑)

アロンソがDRSをフルに使ってタイムを出したのは間違いないけど・・・ホンダPUで慣れてるからね!(笑)
それでもアロンソの最高速317.6kmは遅すぎでしょう!
DRSを使わなかった又はパワーが落ちたトロロッソ・ホンダよりマクラーレンは最高速は出ない!(大爆笑)
マクラーレンは”ルノーPUにしたら1秒以上速い”って豪語して、アロンソも”来年トロロッソはパワーに泣く”なんて言ってたけど、F1新人のガスリーはあっさり1分18秒363を出され、マクラーレンはアロンソが必死に走って1分17秒784!その差はまだ本気じゃない新人のガスリーと僅か0.579秒しかない!(大爆笑)
マクラーレン・ルノ-は豪語してた通りなら【トロロッソ・ホンダよりマシンで0.5秒、パワーで1秒、ドライバーで0.5秒(今は1秒)だから16秒台を軽く出さなくちゃね!(大嘲笑)
実際のところマクラーレンも驚いているんでしょうね!自分達の傲慢さに!(大爆笑)
マクラーレンの呪縛
から解き放されたホンダPUは既にルノー並みのパワーを出してると言って過言では無いでしょう!(大爆笑)

以下はホンダPUがパワーダウンしたとして仮定の話!

パワーダウンする前の3日間で走った距離は、341周 341x4.655=約1587km!
今回のPUが前期開発していたステップ4改だとすれば昨年の年間4基の最低耐久性のまだ半分ちょっと!
未だ5レースを予選から全力疾走出来るまでの耐久性までにも到っていない様ですね!(苦笑)

しかしホンダPUは2,300km以上走っても完全に壊れた訳でもなさそうなので、パワーダウンの原因が改善されれば3,000kmは大丈夫でしょう!
つまり今のスペック4改は5レースまで上位を脅かす戦闘力があるけど、残り2レースはパワーダウンして中位グループに沈んじゃう可能性が!
最終日2時間も残して途中でテストを切り上げたのも、耐久性の問題じゃ現場じゃ対応出来ず、これ以上テストしてもじわじわとパワーダウンするだけだったんだから打ち切ったのでは?
あまり深刻そうじゃないので原因もほぼ特定出来ているんでしょう!
それでも1分18秒台を軽く出せたんだからSakuraのスタッフは自信を取り戻せたかもね?(笑)
トロロッソのSTR13はマクラレンのMLC32と比べてPU部へのベンチレーションが格段に優れています!
マクラレンのMLC32と違ってダイナモ計測の性能がそのまま発揮出来そうだし・・・・
振動や熱対策に苦慮しないとなれば更にパワーを上げられます!
あとは耐久性を上げる為に如何で妥協するかか~?いや~
Sakuraも楽しいでしょうね!(笑)

目標とする4000kmまであと1,000km以上もパワーダウンしないPUに仕上げられるのか?
ホンダの事だから5,000kmまでパワーダウンしないノートラブルのPUを創っちゃうかも?
それとも6,000kmまで持ったりして?(笑)
私は第5戦までは現スペック4発展改良型を強化して十二分に戦えるので、第6戦から更にパワーと耐久性を上げた新しい【スペック5】が投入されると思いますね!
第6戦はモナコGP!世界中のセレブが観に来るのでホンダの技術力を誇示して新しいNSXもアピール出来るし!初表彰の舞台としては最高だもんね!(笑)
モナコGPは5月27日!残された時間は余り無い!なんちゃって!
最終日の最高速度低下の理由について正式コメントがないので・・・・・つい!
ま~どちらの理由にしろ、トロロッソ・ホンダは第5戦までは完走出来るって事です!(大爆笑

トロロッソ・ホンダのバルセロナテスト総括
最高速が上がったのでピークパワーは上がったと言って良いのでは!
中低速回転でのパワーが未だ足りない気がします!音からも中域が安定してないのでは!

MGU-Hを活用するソフトが完全じゃないんでしょうかね!ターボラグが若干有る様で!
ま~いずれ良くなるのは間違いないでしょう!
ガスリー・ハートレーの両ドライバーもマシンの性能アップに貢献した様です!
ガスリーはスーパーフォミューラで鍛えた高速コーナリングはお手の物ですし、ハートレーは耐久王者としてタイヤや燃料を持たせる事に関しては超一流だって証明したし・・・
攻めのガスリー・安定のハートリー?それぞれの持ち味が発揮出来れば表彰台も!
両者ともジェームス・キーとコミュニケーションも良いみたいだし、マシン改良も順調に進むでしょう!
トロロッソも新しいパーツを考え出し果敢に挑戦している様ですし・・
ホンダPUの欠点より長所を伸ばそうと懸命なのは良く判りますね!
小さなチームだからって、意思疎通が簡単に出来る訳ではありません!
このようなチームに育てる事は一般の会社にも通用する業績向上の極意なのかも!
己の我を通さず・・・か~!なかなか出来る事じゃありませんが見習わないと!